メンタルとストレス | 運動と施術を組み合わせてカラダのお悩みをトータル的にサポート

最近体調が優れない時に言われてる機会が多い「メンタル」という言葉。

目には見えない部分でも現代社会には切っても離せないものかと思います。

今日は「メンタル」についてストレスの観点から書いていきたいと思います！

1.メンタルとストレス

メンタルとは、心の健康、精神的な状態を指します。

このメンタルの状態が不安定になっている場合に原因に挙げられるのが「ストレス」です。

外部からの刺激（ストレッサー）により体の内部に生じる反応の事をいい、そこから起きる心身の反応（ストレス反応）と言い、併せて「ストレス」と呼ばれています。

ストレッサーと呼ばれるものは、暑さや寒さ、有害物質の体の外側にある原因の物、病気、や睡眠不足などの生理的な物、職場・家庭での不安・緊張・恐怖などの心理的、社会的要素によって引き起こされてきます。

そしてストレスを感じると、防御反応が働くようになっています。

溜まったストレスが限界を超えてしまうと、様々な症状、病気が出てきてしまいます。

人の難しいところは、同じストレスなのに感じ方、度合いは全く違うという事です。

2.ストレスからくる病気

人にはそれぞれ許容量があり、なんでも限界を超えてしまうのは良く無い事です。特にストレスは気付かぬうちに溜まってしまう厄介な物だと思います。超えてしまうと出てきてしまいやすい病気や症状について説明します。

うつ病：未だはっきりとした原因を解明できている病気ではありませんが、ストレスによる影響があると考えられています。症状は無気力、無関心、疲労感・倦怠感など身体の内部の心身の症状を伴う病気です。

自律神経失調症：ストレスにより自律神経のバランスが乱れて、憂うつ、やる気の低下、疲労感・倦怠感、めまい、耳鳴りなども引き起こされてしまう病気です。

適応障害：近年発症というより診断され耳にする機会が増えている病気のように思います。環境要因（仕事・学校・家庭）への適応がうまくいかなくなってしまい、日常生活への支障をきたしてしまいます。症状は、焦燥感、不安、イライラ、食欲不振・過食などの症状が出てきます。

摂食障害：ストレスを主な要因とし、食べたものを意図的に吐いてしまったり、下剤・利尿剤などで体型維持・過度の減量をする「拒食症」、大量の食べ物を食べてしまう「過食症」があります。

蕁麻疹：これに関しては私自身も経験がありますが、蕁麻疹もストレスが要因の1つです。強い痒みを伴い不規則な形で広がります。多くの場合は時間が経てば症状な消失します。

突発性難聴：突然片方の耳が聞こえにくくなります。併せて耳鳴りやめまいなどの症状が出ることもあります。

過敏性腸症候群：ストレス、過労などにより腸の働きが低下する病気で、便秘と下痢が交互に繰り返されるのが症状です。

3.ストレス対策

生きていく上でストレスをなくすということは不可能だと思います。

しかしストレスはある物だと思いながら、いかに解消し向き合っていくかが非常に重要かと思います。いくつか対策についてご紹介しますので、いろいろ試したり組み合わせたりご自身なりの解消法を見つけていただけたらと思います。

睡眠の質の向上：休みの日に寝溜めをするという単純な話ではなく、「質」を高めて行きましょう！もちろんしっかり寝ることも大事ですが、質の改善も非常に重要です！

質の悪い睡眠をされている方の特徴ですが、寝る時間・起きる時間が不規則、そもそも睡眠時間が足りない、寝室環境が良く無いことが挙げられます。

・就寝・起床時間をできるだけ一定にする（特に起床時間は大事なように思います）

・寝室環境（明るさ、温度、湿度）の見直し、就寝前のテレビ、スマホを控える。仕事上不眠の方、睡眠の質の悪い方に多く会いますが、「遮光カーテン」をされている方が多いです。朝の自然な日光で人は体内時計をリセットし覚醒します。光を遮ることにより起床時間にばらつきが出たりスイッチが入らないまま朝を迎えるケースの方がいらっしゃいます。

不眠傾向や質の悪さを感じる場合、「鍼灸」もお勧めします！副交感神経に作用するため、途中覚醒や、起床時のスッキリ感は全然違いますし、施術に寝てしまう時もあるくらいリラックスできますよ！

バランスの良い食事：時に「好きなものを食べる！」のはいいことですが、暴飲暴食・栄養の偏りは避けましょう！

基本的にはバランスの良い食事が大事です！

特にビタミン、ミネラル、アミノ酸（タンパク質の分解物質）は不足しがちな栄養素ですのでしっかりと摂って行きましょう！

運動を取り入れる：適度な運動は非常に有効です！急な激しい運動（昔していたからなど）ではなく「楽しみながら、続けていける」ことが最も重要になると思います！