花粉症でのお悩みは年々増えてきていますが、花粉症の症状と別の症状も発症してしまう事があります。
よく聞きますのが、「腰痛」と「頭痛」です。
なぜこのような事が起こり得るのかについて書いていきたいと思います。
1.花粉症
以前にもお書きしておりますので,お読みでない場合、こちらも合わせて見てみてください。
悩める花粉症
花粉症は特定の植物に対する免疫の反応が過剰になってしまった結果、鼻の症状、眼の症状、喉の症状が出てしまいます。
現在発症前からの治療、シーズンに入れば服用で症状を抑えるのが普通かと思います。
その症状が出てから、腰痛が出たり酷くなったり、頭痛が頻回に現れる方のお話も聞きます。
私自身、何故なのか考える癖を持っていますので、お会いする患者様の状態から感じる原因、対処の手助けになればと思います。
2.花粉症からの腰痛
まずは腰痛からお話していきます。
主に考えられるのはズバリくしゃみです！
ぎっくり腰などになった場合にくしゃみが出そうになると、恐怖を抱いたりしませんか？
瞬間的に背中から腰を反って一気に丸めることにより非常に負荷がかかります。
どれだけの強さ、速さなのかというとなんと時速１６０km〜３２０kmもあるんです！
腰に不安がある方はもちろんですが、なくてもただじゃ済まなそうな速度ですよね？
花粉の期間中はたして１日何回のくしゃみをしてしまっているでしょうか？
しかも花粉に反応した瞬間に前触れもなく連発することもあるかと思います。
負担しかありません。ただただ負担です。
こういった症状に覚えがある方は、シーズン前からケアをしていく事が大事です！（出ないのが1番ですが、、）
3.花粉症からの頭痛
続きまして花粉症からの頭痛です。
先程の腰と同様ですが、くしゃみでとんでもない負担が首にかかっています。
もともと肩こりなどの症状をお持ちの方でしたら身体からしたら負担はたまったもんじゃありません。
首は更に負担をかけている事があります。
花粉症でする事。鼻をかむ、鼻をすする、呼吸が浅くなる事です。
１度首の横を触りながら鼻をかんだりしてみてください。首の横めちゃくちゃ硬くなりませんか？
それは物凄く力を入れて出そうとしますしそんなに必要な力なんです。
サラサラならば負担は少ないでしょうが、ほとんどの場合には１度でスパッとスッキリしないでしょうし、すぐに溜まってしまいます。
鼻をすするのもすすると肩が上に上がろうとしませんか？
肩こりから頭痛の方はそもそも肩を上げながら呼吸をしています。
その分肩すくめの運動をしています。
１日の呼吸は成人静止時で１分間に10〜20回です。１日にしたら約17,000〜28,000回、1年にしたら約600万〜1億回もしているんです。
これ以上は書きませんが、非常に多いです。
花粉症による血流量は変わらないとは思いますが、花粉を出す動きによって筋肉の負担が多いことにより首の筋肉のポンプ作用が弱まったりする事で最終的には頭痛を引き起こしているねではないかと考えます。
3.花粉症の症状に対しての鍼灸
当院でも花粉症の症状に対して近年要望が出ており施術する機会を頂いております中で、花粉症の症状へのアプローチの考え方を知って頂ければと思います。
先にお伝えしておきますが、「花粉症の鍼」というものはありません。
時期、アレルゲンなどにより西洋医学（病院と検査数値）の診断・処方しか受けられていないかと思います。
当院で行う鍼では、患者様の反応点を選別し施術をしていきます。
同じ症状でも反応点は変わります。人それぞれ環境等も含めて全く同じの方はいらっしゃいません。どのエリアで不調の原因になっているのかをまず探していきます。
「肺」と呼ばれるエリアは通常呼吸器症状の際には反応が出やすいのですが、何故か出ない方もいらっしゃいます。
あるもんだと思っていましたが、それが出ずに他に反応が出ている方がいらっしゃいました。
結果としては、症状が楽になった、よくなったとおっしゃって頂きましたが、何も症状がそもそも出ない方が「普通」ですよね？
シーソーで例えるとどちらかに傾いてしまった状態ではなく地面と平行になったいるどちらでもないけどもどちらにも行ける状態こそが健康であり普通の状態だと思います。
頭痛が出ていた方も首の緊張が凄まじかったです。その緊張が取れてきたら鼻をすする音であったり、呼吸が楽になったりする事で、頭痛の痛みがなくなってきたのではないかと思います。
4.まとめ
近年花粉症人口が増えてきていますが、今日書かせて頂きました筋肉の緊張なども大いに原因があるのではないかとおもいます。
筋肉の緊張が出ないようにしたり、そもそもトレーニングなどで筋肉を強くしたり、鍼灸のように内面的なバランスを整えていく事がこれからの時代本当に大切かと思います！
長年のお悩みで花粉症の方も色々な角度からアプローチをしてみるのはいかがでしょうか？
初心者の方でも無理なくトレーニングに取り組んでみたい方は、ぜひともくまジムへ
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