梅雨も中盤に差し掛かりよく耳にするのは、「自律神経が乱れてる、、」と。
なんかスッキリしないのは確かに、この自律神経の乱れからきているかもしれません！
今日は自律神経について書いていきたいと思います！
１.自律神経とは？
まずは自律神経について。
自律神経は、間脳の視床下部にあり、「交感神経」と「副交感神経」からなっています。
運動などで動くときは交感神経というのはイメージがつきやすいとは思いますが、内臓面ではイメージがつきにくいのではないでしょうか？
体温を調節したり、胃や腸などのを無意識で動かしてくれているのも自律神経の役割なんです。
自律神経は、外や中からの刺激に対して反応する神経で、意志とは関係なく働いてくれています。
主には「呼吸」、「血液循環」、「体温調節」、「消化・排泄」、「生殖」、「免疫」などを無意識下でコントロールしてくれています。
この機能は、ホメオシタシス（生体恒常性）と言われ自律神経はこれを維持し、生命維持に欠かせない神経になります。
交感神経は、体の動きを活発にしている状態で働いています。
副交感神経は、「休む神経」で、体を休める際に働いています。
この2つの神経がバランスを保ちながら普段の生活を支えていますが、不規則な生活習慣、過度のストレスなどにより身体や心に不調が現れてしまっています。
2.交感神経
交感神経は車で例えると、アクセルになります。
アクティブな状態になり、心拍の上昇、胃液の分泌が低下し消化の抑制。便秘にもなりやすいです。
また「ストレス」により交感神経の働きは盛んになります！
3.副交感神経
副交感神経は交感神経の逆で、ブレーキの役割になります。
血管を拡張させて心拍数、血圧を下降、胃が収縮し胃液の分泌が増えるため消化の促進を行います。
亢進し過ぎてしまうと「下痢」を起こしてしまう事があります。
4.自律神経失調症
自律神経に不調をきたすと様々な症状が出ますが、たくさんの症状が見られます。
倦怠感、疲労感、熱っぽさ、手足が痺れる、動悸、息切れ、不眠、頭痛、寝汗をかく、食欲不振、胃痛、吐き気など本当にたくさんの症状を訴えられる方が多いです。
これらを正確に判断する方法は実はありません。
ですので検査を行っても異常が見つかる事がありません。
ストレス、生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの乱れという状況がある場合に、自律神経の失調が疑われているのが実情です。
生活習慣の乱れは、慢性的な寝不足、不規則な生活や偏った食事により生体リズムが乱れてしまうことにより引き起こされてしまうと考えられています。不規則な生活の中では夜勤などのお仕事の方も非常に多い様に思います。
5.生活での対処法
ストレスのコントロールをしていくのが重要になりますが、何をもって解消するか、できるのかは人それぞれな部分ではありますが、参考にしていただけたらと思います。
散歩、体操、トレーニングなど体を動かすことは1つの方法になります。
運動中などは交感神経が優位になりますが、その後には副交感神経が優位になります。
交感神経が興奮しすぎる状態の方は、反動によって自律神経の波の振れ幅も大きくなっている様に感じます。
適度に心地よい範囲からでも大丈夫ですので体を動かすという事をしてみるのはいいかと思います！
それに伴い生活習慣の改善を図るのもいいかと思います！
先程の運動不足や睡眠不足も自律神経やホルモンバランスの乱れを引き起こしてしまいますので、気をつけてもらえたらと思います。
6.鍼灸
鍼灸施術での主な目的としては、副交感神経を優位にさせていくことにあります。
鍼灸にはバランスと整える効果があります。過剰になっていたら鎮めて、足りなかったら補ってとなんか都合よく聞こえるかと思いますが、経絡という流れの中にあるツボを刺激することにより自然治癒力を活性させることにより本来の状態に戻るよう手助けしてくれているんです。
施術をしてまして、する前はなんだか体が重い感じがするという症状を訴えられる方が多いのですが、終わると「なんか軽くなった」と言われる事が多々あります。
しっかりと不調の原因を見つけて施術をしていき、自然治癒力を取り戻すことが非常に重要です。
そのお手伝いができるものの中では鍼灸なのではないかと思います。
まだまだ湿気も高く体調の不調が続く時期は続きますが、運動や生活習慣、鍼灸とできることはたくさんあると思いますので、色々試して、ご自身に合う対処法を見つけて乗り切りましょう！
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