少し肌寒いと感じる日が増えて参りましたが、ご体調はいかがでしょうか?
今日は患者様からリクエストがございました腰痛について姿勢の観点から当院での考え方についてお話ししていきたいと思います。
1.腰痛とは?
腰部を中心とした痛みが出る事です。
職業特性、生活習慣、ストレス、筋肉(柔軟性、筋力、バランス)の乱れにより引き起こされているように感じます。
よく骨盤が歪むなどを聞く機会がありますが、当院では歪むのではなく「傾く」と考えています。似ている表現ではありますが、全く違います。
そしておそらく何万人という患者様の姿勢を見て評価していった結果、その傾きにはパターンがあり、痛みが引き起こされている方がほとんどです。
アライメントと言う骨の配列が乱れている為、筋肉や関節に負担がかかってしまいます。
またその負担は左右や前後で違ってきます。片方に負担がかかりはしますが、筋肉のバランスにより、過負荷で痛みが出ているのか?筋力が足りない事により痛みが出てしまっているのかに分かれます。
2.左右差とは?
左右差とは、人を背骨を中心に分けた左右、下肢の中での左右を指します。
たくさんの方を見ていて(数万人)左右が均等な方はどれ位いらっしゃると思いますか?
私が見てきて揃っていた方は、一人です。
しかも患者様ではなく外で歩いていた時に見た方です。
施術で見させていただいた方は、一人もおらず、街を歩いている際にも人の姿勢を見てしまう習慣になってしまっている中でも一人です。
それだけいい姿勢という方はいらっしゃいません。
では何故そんなにまで少ないのか考えましたら、利き手の影響では無いかと思います。
赤ちゃんの頃は、もちろん大人のように筋肉があったり、バランスを保つ能力はありません。
最小の動きで少しずつバランスを保てるようにしています。
赤ちゃんが座っていて、利き手に物を持って食べに行く際、手の方に顔を持っていくと、倒れてしまいます。
右利きで例えていきますと、右に行くと倒れる→左に重心を持っていく事により体を安定させる→安全に食べれるということを自然に行います。
しかしそこから立つということを覚えたら、左重心で立つことが中心になります。
そうなれば左に「倒れよう」とする重心になってしまいます。
家で例えると左に傾いた状態です。真っ直ぐ立っている家と左に傾いて家ですとどちらが長く建ち続けるかで考えると、いうまでもなく真っ直ぐ建っている家の方が長く建っているでしょう。
家は傾いて建ってしまいますともうどこかを他のもので支えるしかありませんが、人は自動修正をしてくれています。
何を目的に修正をしているのかを考えた際、考えたのが「頭の位置」なのでは無いかと思います。
姿勢をチェックしていまして余程のことがない限り真ん中の位置を保っていますのは頭です。
一度頭を左右にずらして生活をしたり、傾けたまま家事などをしてみて下さい。
ものすごく動きにくいです。なんならちゃんと動けません。
ですので人は頭の位置を真ん中(目線も真っ直ぐにする役割もあります)に背骨を左右に蛇行させるようにしながら頭の位置も真ん中に持っていってくれます。
この動きによりなんとか頭を真ん中に持っていってくれますが、その作用をするために筋肉を伸ばしながら使ったり縮めながら使っています。
正しく真ん中(いい姿勢)でいる場合、人は裏表の作用がある筋肉たちを「均等」に使うことができるため、各表裏の負担は50%ですが、ずれてしまうと片方に60%、70%の負担をかけてしまっているのです。
それはいつからだと思いますか?
生後半年です。お座りができ利き手が決まり始めた時から始まっています。
あとは生きれば生きる程このずれた負担がかかり続けてしまい、負担が増えすぎたのか、柔軟性に限界がきてしまったのかで痛みが発症してしまっているかと思います。
3.前後差とは?
左右に続き前後差で言いますと、猫背なのか?反り腰なのか?ということです。
細かくはもう少しありますが、そこは直接見てみないとわからない部分がありますので、割愛させていただきます。
正しい位置での腰にかかる負担が1とするならば、猫背になっている場合、1.3~1.8倍と言われています。前屈(前屈み)になっていると2.5倍と言われています。
4.まとめ
この前後左右の乱れによりもう1つの要素「捻り」が発生してしまいます。
このように少しのズレから痛みにつながってきてしまいます。
あまり世の中では浸透しておりませんが、ストレッチ、筋力トレーニングで左右を整えることがこれからの時代は必須です。
それも前後左右で、ストレッチが必要なのか、筋力トレーニングが必要なのかは人それぞれです。
左右同じストレッチをするのはもう本当に時代遅れです。
しているのに変化が見られない場合、この前後左右を整える事が非常に重要になります!
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